記録シリーズ:NUMBER GIRL / 音楽性から見る関連バンド

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ナンバーガールから辿る関連バンド


僕はナンバーガールにハマってからはっきりと音楽の聴き方が変わったと言っても過言ではなく、その後色々な音楽を漁る指標も「向井秀徳が言及したかどうか」というのをかなり参考にしてましたので、とくに今よく聞くものでNUMBER GIRLを感じる、もしくは影響を公言していた中でも好きな物を勝手に並べてきます。

 

別所から手繰り寄せたものの寄せ集めという感じで少しでも参考になれば・・・

 

 

Shellac

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そもそもピクシーズの影響を何度も公言してる向井さんですが、そのピクシーズのプロデュースをしたスティーヴ・アルビニとその音楽の影響がかなりあります。とくにシェラックでの「At Action Park」や前身バンドのレイプマンはSAPPUKEIを通じるところも多く、またBRUTAL NUMBER GIRLやDrunk Afternoonで見せるお得意のビートも元ネタもしかしてシェラックでは?と思う瞬間があります。

 

・Gang Of For

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こちらも何度も名前を出しましたが、全体的に80年台ポストパンク・・・の中でもリズムへの意識が強いバンド達の影響はかなりあると思います。とくによく鋭角なギターサウンドと形容されるあの音も、ギャング・オブ・フォーの1st~2ndなどを聞いてるとジャキジャキとしたギターそのものがかなり近い気が・・・。

 

The Pop Group

「The Pop Group y」の画像検索結果 f:id:babylon5000:20210210024559p:plain

ポップ・グループに関しては一部引用ネタがあるというだけでアルバム聞くとまさにカオスなんですが、1stに入ってるShe Is Beyond Good And EvilがNUM-AMIDABUZの元ネタだったり、2ndの「For How Much Longer Do WeTolerate Mass Murder ?」などはこれを聞くことでZAZEN BOYSを感じ、そことも繋げることができて中々面白いです。

 

Sonic Youth

「Sonic youth Dirty」の画像検索結果  

よく言われてますが、実際に聞いてみていかにもナンバーガール的というか、直接的に感じるポイントは薄いかと・・・ですが、向井秀徳のノイズへの拘りはソニック・ユースからかなり影響を受けてるようで、サーストン・ムーアへのリスペクトはインタビュー等でも多々見受けられますね。そしてbandcampで公開されてるライブ音源(Live At The Warfield 1993 | Sonic Youth)辺り・・・とくにグランジに接近して最も王道のオルタナという感じだったDirty期のライブ音源を聞く方が近いものを感じる気がします。

 

Pixies

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こちらもソニック・ユースと並んでよく言われているんですが、そもそもアルビニ録音的な生々しい音響とヒリついたバンドサウンドから放たれる絶叫シャウトっていうスタイルが非常に近いですね。轟音の中で結構ポップな歌が乗るとことかも。ただ本人の言及が多いことと使ってるギターがテレキャスターなこと、実際にシングルB面でピクシーズのカバーをしていることなど、向井秀徳がシンプルに大ファンというだけで、そこまでやってる音楽まで似てるかと言うとそうでもない気もします。

 

・Sugar

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初期作のときに挙げたギターポップを轟音でやっているような、というまさしくなバンドです。でそもそも向井秀徳、シュガーのボーカルが80年台にやってたハードコアバンドハスカードゥのファンなので、間違いなく影響はあるでしょう・・・と思いつつ、参考資料としてMusic Soupの特集を読んだら書いてありましたので間違いなかったです。とにかくギターがガサついてて最高なのですがとびきりポップです。

 

・The Wedding Present

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こちらに関してはベース中尾憲太郎ツイッター向井秀徳が好きだったみたいなことを言ってるのを見かけ、言われて見れば・・・というよりシュガーでも言ったギターポップを轟音でやっているというのを体現してるのはむしろこっちな気がしてきました。高速カッティングというところもギターのジャキジャキ具合に影響を与えてると思います。

 

・No Knife

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90sのポスト・ハードコア~エモ文脈で語られるバンドですが、グランジやハードコアを通過したヘヴィなバンドサウンドで繰り広げられるジャキジャキなギャング・オブ・フォーと言ったスタイルのバンドで、直接的に似通ってるていうよりは、やってる音楽やその要素が結果的に近づいてる感じがしますね。個人的にハードコア文脈で好きなバンドですね。

 

Superchunk

「Superchunk no pocky」の画像検索結果 f:id:babylon5000:20210210160814p:plain

90sのUSインディーを代表するバンドですね。エモまでは行かず・・・かと言ってローファイよりは激しいという具合のガシャガシャとした疾走ギターロックに、声を荒げるというシンプルに高揚するロックで、ナンバガのようにポストパンクやダブ、ハードコアの影響が出てくるってわけじゃないんですが、だからこそSchool Girl Distiornal Addict辺りが好きな人にはしっくりくるかも。

というより当時対バンもやってるみたいですし、ピクシーズ54-71と同じくスティーヴ・アルビニが録音したアルバムもありますね。

 

透明雑誌

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ここまでナンバガ以前のバンドをずっと紹介してきたのですが、どうしても並べたくなったので・・・。

台湾のバンドでこれは2010年作の1stですが、名前からわかる通りまんまフォロワーなんですが、そこにスーパーチャンクや90年代後半のエモを足したようなバンドです。聞いてみるとその影響を隠しもせず、むしろナンバーガール調の曲にテレヴィジョンのギターリフを混ぜるというかなり粋なことをしていて(ナンバーガールはライブ時にテレヴィジョンの曲を流しながら入場してくる、というネタからかと)、ナンバガがライブでのみ演奏するアレンジ曲のリフを拝借していたり等・・・とにかく一ファンとしての願望を最高の形で具現化してるかのような、聞いてて嬉しくなってくるバンドです。

 

The Flaming Lips

「Transmissions From The Satellite Heart」の画像検索結果

デイヴ・フリッドマンがプロデュースしていたバンドで、それどころかフリッドマンがプロデュースする前に組んでいたマーキュリー・レヴとずっと交流があったバンドでフリッドマンとは盟友のイメージがあります。 でリップス×フリッドマンと言えばやはり人気のThe Soft Bulletinや向井秀徳が好きなCloud Taste Metallicが有名ですが、ナンバガから聞くなら上記のTransmissions From The Satellite Heartが激オススメです。最高に音の荒れたジャンクなオルタナ・ポップとも言えるアルバムで、最後に入ってるSlow Nerve Actionという曲の爆裂ドラム音とギターの存在感はもろにナンバーガールですね。

 

 

54-71

f:id:babylon5000:20210210025602p:plain 「True Men Of Non-Doing」の画像検索結果

どちらかと言えばZAZEN BOYSへの影響の方が強そうですが、ハードコア出身の人がヒップホップのリズム感覚を取り入れるというか、ブラックミュージックのサウンドに寄らずバンドサウンドで再現しようとした結果、全く新しいスカスカで鋭角な音楽が出来たその感じや、張り詰めたようなバンドの緊張感はまさしく後期と通じるかと。そもそも54-71自体が上記のShellacに大きく影響を受けてて、むしろ一緒にレコーディングまでしてますね。

 

THA BLUE HERB

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こちらはもうバンドではなくヒップホップですが、解散ライブでも名前を挙げていたり、ヒップホップの言葉の強さに影響を受けたという言葉からも割と重要な関連作だと思います。

彼らが1stで掲げた地方(札幌)VS東京というその余りにも攻撃的なリリックや対抗心を聞いていると、向井秀徳が冷凍都市という仮想敵を作り上げ叫んでいる姿を思い出します。そしてZAZEN BOYSの1stで魅せた冷凍都市問題を総括したともいえる「自問自答」は間違いなく彼らの影響を大きく受けている曲ですね。

 

eastern youth

「イースタンユース アルバム」の画像検索結果 「イースタンユース アルバム」の画像検索結果

ブルーハーブと並び札幌OMOIDEのラストMCで名前が出てるので当然なんですが、イースタンユースと出会い彼らの音楽を聞くことで自分も自分の音楽で叫ばなきゃいかんと思うようになったとのことです。彼らはもう少しエモやハードコア寄りのサウンドですが、再結成後も対バンの予定があったり交流が深く、影響を受けたのは勿論もう盟友って感じがします。

 


以上でした。まだまだ沢山あると思いますが、インタビュー等を辿って聞き進めていった中で僕がとくに好きだったもの、肌に合ったものをまとめた・・・という感じですね。あとはよく公言しているバンドでは鋭角サウンドやギターの絡みと言う意味ではテレヴィジョン、レゲエやファンクへの接近という辺りでポリスにクラッシュ、あとはプリンス・・・とくにプリンスは向井秀徳が兄に勧められてそれ以降ずっと影響を受けているようです。 

「クラッシュ アルバム」の画像検索結果「クラッシュ アルバム」の画像検索結果

クラッシュに関してはロンドン・コーリング以降にダブ・レゲエに寄りますが、なんと解散しなかったら次のアルバムはクラッシュのサンディニスタ!をオマージュしたような2枚組にする予定だったとか。ラモーンズのカバーや、テレヴィジョン、ZAZEN時代にリスペクトを表明するトーキング・ヘッズ等、この時代のパンクロックが根本にありそうですね。

というより、ZAZEN BOYS期に渡って向井秀徳ピストルズジョン・ライドンへのリスペクトを度々語りますが、彼がピストルズを解散しPiLを結成、そして2nd以降突然ダブに向かって言ったあの流れが象徴している「パンクロックがダブ・レゲエやファンクに寄ってポストパンク化した」ということそのものに憧れていたように思えます。

 

そして、影響を”受けた””与えた”というわけではないのですが、丁度00年代入ってから海外ではザ・ラプチャーフランツ・フェルディナンド等のポストパンリバイバル~ディスコパンク勢がナンバーガール参照元が被ってるんですよね。別に似てるというわけではないのですが、ジャキジャキのギターサウンドだったりという点では結構聞き比べるのが面白かったです。

 

でまぁ書いてる途中で気づいたのですがここ

tsutaya.tsite.jpに大体あります、、、まぁZAZEN BOYS期ではありますがオールタイムなのでほぼここでOKです。

 

 以上でした。最後に何曲か貼って終わりです。

 

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