朱莉TeenageRiot

棚,日記,備忘録

20200323 SuiseiNoboAz~Real Estate

SuiseiNoboAzの新曲「3020」が公開されました。

彼らの今までの音楽活動で積み上げてきたもの全てが、重みになって降りかかってくるような楽曲。

3月9日にこの曲が投稿されてからこれを聞かなかった日は一日だってない。仕事終わりに帰りの車の中でこれを聞きほろりと涙を流すことが習慣化している。いつになったらこれを聞いて泣かずに済むんだろうかと毎度思うが当分は無理そうです。

「俺のこの音楽は千年は余裕で壊れない」と自信満々に歌う意思表示ともとれる開幕の歌詞を聞き、その一連の流れ、歌詞だけで俺がどうして今でも音楽が大好きか、音楽を聴いてるか全てが説明できてしまう。

同じ感動を分かち合える人達がツイッターや周辺にいて、これを聞き心が動いてる人々を見るのが嬉しくてしょうがなかったです。勿論、新しくボアズを知った方も多数・・・。そういう風景を築くことができて本当に良かったと心から思う。千年後もドブ臭い川縁でビールを飲もう。



少しTHA BLUE HERBを連想しますが、やはりマツリスタジオ出身だけあってオルタナティブなギターの音が左チャンネルから俺の心をなぞるのがとても気持ち良いですね。ザラつきのある美しさ。メンバーを変えながらアンサンブルもどんどん変化してた彼らですが、前作で見せた代表曲「liquid rainbow」以降の高野さんのギターのしっくり具合が完璧にハマった瞬間だと思いました。是非ライブで聞きたい。

 

そしてもう一つ・・・これは昔からとても好きな「じょしらく」というアニメと、Real Estateのマッシュアップなんですが、決しておふざけやではなくめちゃくちゃエモくて普通に泣けるのがすごい。ていうかじょしらくのこの曲って元の曲と雰囲気ガラリと変わるのにメロディーラインにかなりノスタルジー感じちゃうのすごいですね・・・。

今までマッシュアップと言えば完全にダンスミュージック仕様のリミックスとかそういうイメージだったので、こういうの全く知らず・・・そもそもマッシュアップをディグるという文化すらなかったんですよ。昨年、アニソン関連のDJの知り合いが増え、元々クラブにあまり行かなかったのですが意外とそういうDJの方でも自分のロック趣味とガッツリ合う方が多く、自分ももっともっと知らない世界で面白いものがあるのかもしれない、と発見がとても多かったです。

 

というか、こういうインディーロックにもオタク文化との融合が存在しているなんて・・・いや昔からあったんだろうけど、予想もしなかった面白いもの沢山教えてもらって衝撃の数々です。充実。